方舟 夕木春央….どこまでの伏線を見抜けるのか。

Audibleで引き続き通勤時間に本を読んでいます。
話題にもなっていた本”方舟”
最後の大どんでん返しに、そうきたか〜と
読後の満足感もよし。

この記事は若干のネタバレを含みます。

物語の舞台は方舟と名付けられた地下建築。
友人同士、道に迷った家族総勢10名が地下建築に地震によって閉じ込められる。
出口の門扉を巨岩が塞いでいる。巨岩を地下1階から地下2階へ落とすしか脱出の方法はない。しかし、それを動かすには1人が犠牲になり、地下2階にある操舵室で装置を使って巨岩を地下2階から地下3階へ落とさなければならない。それをすれば、操舵室は巨岩によって、孤独の独房になる。
そうなれば、地下水が方舟の最下層から競り上がっていて、溺死を迎えるタイムリミットがいずれくる。
溺死の恐怖から脱出を測る、脱出ミステリーかと思いきや、、

突然の殺人事件!

溺死のタイムリミットのなか、巨岩を落とす役割は、殺人を犯した殺人犯に背負わせるのが妥当。
極限状態に落ちいった状況での殺人。
この状況で犯人が殺人を行なった動機。

キーパーソンである、頭がキレる主人公の従兄、翔太郎。
繰り広げられる目の前の光景に思考を目まぐるしく回転させる。
犯人を論理的に指摘し、地下に残ってもらう役割を担ってもらうつもりだが、
殺人は連続殺人へと発展してしまう。

読み進めていくにつれ、推理も進むが、、

どこかは犯人の動機、行動に違和感が拭えない。
話はその違和感をもったまま最終局面、犯人の指摘へ。

クラマックスに訪れた、大どんでん返し!!

思考がジャンプしているような犯人。

払拭しきれない違和感の正体は最後に明かされる。

最後の最後に読み進めながら抱いていた違和感を大どんでん返しで
回収してしまう、ハラハラする小説でした。

知能犯が暗躍する小説はかなり面白かったです!!

 

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