NHKでアニメが放送されている
チ。-地球の運動について-を一気読みしてみました。
以前ある医者からおすすめされて、つい最近も
またおすすめされたので、重い腰をあげて一気に全巻購入して一気読みしてみました。
チ。-地球の運動について-
もう説明する必要もないと思いますが、
地球が動いているという地動説が禁忌とされる時代に
その証明に自身の命、信念を懸けた者たちの物語。
”者たち”というPRがされているだけあって、自身の命を投げ打ってまで
地動説の証明を果たそうとする勇姿に心奪われます。
神が絶対とされる時代に、聖書の解釈に異を唱えることの重さを分かっていながら
信念のために命までをも天秤にかける様。
あいだ、あいだの名言が心に刺さります。
日常と結びつけてみると
日常と結びつけてみると物語の感じ方も変わってきます。
例えば、働くうえで自分の中にある譲れないものに置き換えて話を読み進めてみると、
「不正解は無意味を意味しない」というフレーズも違った感じ方をします。
単に物語を読み進めていくうえで、ストーリー通りに意味を受け取っても
面白いです。
現代もいい時代だなと思う
作中太字にもなってない部分のワンフレーズで
-パデーニ-
こんなシーンがあります。
活版印刷が普及する以前の作中時代では文字を学ぶことにもある程度の階級、地位が必要でした。
今はネットで簡単にある程度のことは検索して知るので、時代は進んでいるんだとおもました。その反面、このセリフのようにネットリテラシー、正しく情報を集めて、活用する能力は時代と共に進んでいないように思います。
それでも、今は本屋にいけば漫画、書籍を自由に手にでき、ネットを使えば自由に欲しいい情報を検索できるのはいい時代だなあと思います。
自分にある知的好奇心が大きかったことと、物事を知る楽しさ、そして、自分の生涯で貫く信念は何かを考える作品でした!
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